ひがし北海道。阿寒摩周国立公園の深い森の中に広がる湖、阿寒湖。
マリモが眠る湖として有名なこの湖は、森の緑が映える夏から紅葉に染まる秋、
一面が氷の大地とかわる冬など、季節ごとに大きく姿を変わるため、
いつ行ってもその時々の魅力があります。
阿寒湖の四季の魅力と、
実はさまざまなバスが行き交い思いのほか行きやすい阿寒湖のアクセスを紹介します。
春の阿寒湖は、冬の間湖面を覆う氷を割る「砕氷」から始まります。クリスタルのような氷を豪快に割って進む遊覧船の砕氷クルーズは、4月下旬の約1週間だけのお楽しみです。
また森の木々や地面に緑の色がつき始める4~5月、生命の息吹と自然の美しさを感じることができるでしょう。
夏の阿寒湖で楽しみたいものは、カヌーやトレッキングなどのアクティビティです。早朝、静かな湖面をカヌーで進むと、まるで大自然や水と一体になったような気分が楽しめます。
そして、マイナスイオンをたっぷり浴びる森歩きで心と身体をリフレッシュしてはいかがでしょうか。
また夏の阿寒湖は都会の暑い夏とは一転、最高気温(平均値)が21~22度と大変涼しいことから、避暑としてもおすすめです。
秋の阿寒湖のおすすめといえば、やはり紅葉です。
9月下旬から10月中旬にかけて、モミジ、カエデやナナカマド、ダケカンバなどの木々が赤や黄色に変わり、湖畔や山々で鮮やかな紅葉を見ることができます。
また9~10月の夜には、アイヌの神にささげる祈りの火が温泉街を照らす幻想的なイベント「千本たいまつ」も行われます。
冬の阿寒湖は、北海道内の中でも特に寒い場所として知られる地域。12月に入ると徐々に湖面が凍り、1月になると厚い氷と雪に覆われた白い湖を見ることができます。
冬は凍った湖でワカサギ釣りやスノーモービルなどのアクティビティや、2月上旬から3月上旬にかけて夜のイベント「冬華火」が行われ、澄んだ空に上がる打ち上げ花火を見ることができます。
Spring
冬の間厚い氷に覆われた阿寒湖の氷が溶け出す4月。この期間限定で、阿寒湖の砕氷帯の遊覧を楽しむことができます。流氷船とはまた違った、透明な氷を割って進むクルーズは阿寒湖のこの時期ならではの体験です。
Summer's
カナディアンカヌーに乗って阿寒湖をツーリング!湖岸の葦の中を進んだり、珍しい野鳥を観察したり。特に早朝のすがすがしい空気の中楽しむカヌーがおすすめです。
Autumn's
阿寒湖から流れ出る清流、阿寒川を歩いて楽しむガイドツアー。胴長靴を履いて川に入って歩いたり、川の中に沸く温泉で温まったり。紅葉まっさかりの阿寒川を十二分に楽しむことができる体験です。
Winter's
結氷した湖に穴を開けて釣るわかさぎ釣り。道具は現地ですべて用意されているので、手ぶらで、初めての方でも簡単に楽しめます。また釣ったわかさぎは天ぷらにして食べることもできます。
釧路空港から阿寒湖までは、路線バスが1日3便(7~10月は4便)運行、約65分。さらに直行バス「阿寒エアポートライナー」が1日2便運行(予約可)。バスは釧路空港の出入り口近くに到着、また空港内に係員がいるから安心です。運賃:2,150円阿寒エアポートライナー 路線バスについて、詳しい情報はこちらから
釧路駅から阿寒湖までは、路線バスが1日3便(7~10月は4便)運行。所要時間:110分 運賃:2,570円
阿寒湖とJR摩周駅を結ぶ期間限定のバス。7/14~10/8、1/10~3/8の運行予定。1日1便。所要時間:80分 運賃:1,500円
帯広駅・十勝川温泉と阿寒湖を結ぶ予約制バス「まりも急行(8/1よりまりもエクスプレス帯広号)」が1日1便運行。所要時間:2時間30分 運賃:2,000円
北見駅から阿寒湖まで予約制バス「釧北号」が1日2便運行。所要時間:70分 運賃:1,850円
旭川駅・層雲峡から阿寒湖まで予約制バス「サンライズ旭川・釧路号」が1日2便運行。所要時間:5時間10分 運賃:4,710円
9/1~10/31運行
網走駅・女満別空港・北見駅と阿寒湖を結ぶ送迎バス。1日1往復
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