~雪と氷の芸術~
厳冬期のひがし北海道で
見逃せない7つの体験、スポット
緑色の自然豊かな夏のひがし北海道とは一転、一面が白の世界と変わる厳冬期のひがし北海道。
厳しい寒さと自然条件が、ここだけしか見ることができない、圧倒的な景色や独自のアクティビティを生み出します。
その中でもぜひ体験してほしい、自身の眼で確認していただきたい絶景を厳選してご紹介いたします。
ジュエリーアイス(豊頃町)
真冬の海岸に打ち上げられた透明な氷はまるで、きらきらと輝くクリスタルのよう。 1年の中でも一番寒さが厳しい、1月中旬から2月中旬。十勝平野を流れる「十勝川」の河口近くの、豊頃町・大津海岸では、海へと流れ出た十勝川の凍った氷が波により海岸に打ち上げられ、海岸に大小の透明な氷がそこかしこに広がります。 2017年に米ニューヨークタイムス紙などで紹介され一躍有名に。氷の宝石を求めて多くの方が来るようになりました。 行き方ですが、北海道・帯広市内から車で約80分程度。ですが、道路が凍結するためガイドツアーや貸切タクシー等でのアクセスがおすすめです。 見ごろは、北海道が一番寒い時期、1月中旬~2月下旬頃です。
べつかい氷平線(別海町)
ただただ広い、白い大地が広がるのは、北海道の東のはて、海に飛び出した野付(のつけ)半島。 日本一長い砂嘴(さし)として知られる野付半島には、それほどまでに広い大地はないはず。 そう、この白い大地は、実は凍りきった海なのです。 海水の流れがほとんどない半島の内側の海が冬にかけて凍り、その上に雪が積もることで、この白い大地、水平線ならぬ氷平線(ひょうへいせん)と呼ばれる場所はできあがるのです。
この世の果ての景色とも評される、トドワラと呼ばれる枯れ木を目指して歩くトレッキングツアーや、スノーモービルで白い大地を楽しむツアーを実施。また錯覚を利用したトリック撮影も人気です。 行き方ですが、車であれば、最寄の中標津空港から約1時間。なお公共交通機関はありませんが、冬の時期のみ走る「ひがし北海道エクスプレスバス」で、阿寒湖や知床ウトロ等からアクセス可能。見ごろは、1月中旬~3月中旬頃です。
阿寒湖のフロストフラワー(釧路市阿寒湖温泉)
湖上に咲く、小さく可憐な白い花。
実はこちら、真冬の凍えるような寒い朝にだけ、湖の氷の上にできる小さな氷の結晶。
霜の花、フロストフラワーと呼ばれ、厳冬期の阿寒湖等で見ることができます。
フロストフラワーができるかどうか、それは気象条件に左右されます。
風がない夜、そして早朝の気温はマイナス15度程度かそれ以下。そんな条件がそろうことで、フロストフラワーの小さな花が咲きます。
湖上に咲く、小さく可憐な白い花。
実はこちら、真冬の凍えるような寒い朝にだけ、湖の氷の上にできる小さな氷の結晶。
霜の花、フロストフラワーと呼ばれ、厳冬期の阿寒湖等で見ることができます。
フロストフラワーができるかどうか、それは気象条件に左右されます。
風がない夜、そして早朝の気温はマイナス15度程度かそれ以下。そんな条件がそろうことで、フロストフラワーの小さな花が咲きます。
流氷ウォーク(知床ウトロ)
オホーツク海の北、アムール川から長い距離を流れてくる冬の北海道の名物、流氷。
流氷を楽しむなら網走や紋別の砕氷船に乗って、というのが一般的ですが、アザラシみたく流氷の上を歩いちゃおう、そんな発想で生まれた流氷ウォークは、今では年間(といっても約40日前後ですが)約1万人が参加する人気メニューとなりました。
流氷の上を歩くなんて危ないからダメよ、といわれてきましたが、このメニューでは分厚いドライスーツを全身にまとうことで、歩いても海に落ちても平気!子どものようにはしゃぎたい人にはぴったりの体験です。
ちなみに知床ウトロ地区は流氷スポットの中でも一番流氷が滞留するエリア。だから比較的長い期間(2月上旬~3月中旬)流氷を楽しむことができるのです。 知床ウトロへは冬期は女満別空港・網走、帯広・阿寒湖、層雲峡その他から直行のバスが運行しております。
摩周湖の霧氷(弟子屈)
北海道でも有数の「神秘の湖」と呼ばれる、摩周湖。 冬はその年の気温などの条件により、数年に1度結氷(けっぴょう)する湖でもあります。 また、真冬の摩周湖ならではの景色として、「霧氷」があげられます。 霧氷は、マイナス15度程度以下のとっても寒い朝に、水滴や水蒸気が木々に付着してできるもの。摩周湖周辺の木々に付着し、白い木々の白銀の世界が広がります。 摩周湖で早朝の霧氷を楽しみたい方へは、地元の旅行会社が行う早朝の霧氷ツアーがおすすめ。摩周湖やそこに向かう道中で、天気がいい朝なら、朝焼けに染まる霧氷やダイヤモンドダストを見ることができることもあります。
しかりべつ湖コタン(鹿追町)
北海道の湖ではもっとも標高が高い場所にある、鹿追町・然別(しかりべつ)湖。,br>その冬の風物詩して広く知られているのが、今から約40年近く前の1980年に始まった、しかりべつ湖コタンです。
しかりべつ湖コタンは、結氷した湖の上で冬を楽しむ、幻の村。
そこには、イグルーと呼ばれる、雪のブロックをかさねて作る氷の家が並び、氷のバーやホールがあったり、
その他にもまさにここだけの氷上露天風呂や、氷のチャペルでは結婚式を挙げるイベントもあります。
行き方は、帯広空港や帯広市内・十勝川温泉から車で約90分。帯広駅や新得駅から路線バスも出ております。
網走・紋別の流氷船(網走市・紋別市)
最後にご紹介するのは、冬のひがし北海道の旅で欠かせないもの、やはり、流氷船クルーズです。 オホーツク海を走る流氷船として代表的な船といえば、網走のおーろら号です。 おーろら号は1月下旬から4月はじめまで運航、流氷遭遇率が高いのは2月上旬~3月上旬です。 約500人が乗ることができる大型のおーろら号は、流氷の上に乗って重みで割って進むのが特徴です。
そして、赤い船体が特徴的なガリンコ号Ⅱは、紋別から出航。
特徴といえばやはり名前の通りガリガリとスクリューで氷を割って進む迫力でしょう。
ガリンコ号Ⅱは1月下旬から3月下旬までの運航。2月が比較的遭遇率が高くなります。
網走・紋別ともに冬期は期間限定のバス「ひがし北海道エクスプレスバス」が運行しており便利です。
(ひがし北海道トラベルラボへ移動します)