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『 プライムロード ひがし北・海・道』推進協議会 オフィシャルWEBサイト

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バードウォッチング

野鳥の暮らしをのぞいて見よう

ひがし北海道は、野鳥の住み処である。絶滅が心配されている鳥の、唯一と言ってもいい住み処でもある。野鳥の楽園を決して壊すことがないようにマナーを守りながら、ちょっと彼らの領域におじゃましてみよう。

北海道の鳥をご存じだろうか?そう、タンチョウである。道民の投票によって、1964年に指定されたという。その美しい姿は、北海道を代表するにふさわしい。国の特別天然記念物でもある。道民で知らない者はいないほどに有名ではあるが、北海道のどこにでもいるわけではない。当然である。環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているくらいなのだから。幸いなことに、ひがし北海道には、タンチョウが棲む場所がある。旅をするなら、ぜひ訪れたい。 まずは釧路湿原。国の保護政策は、ここから始まったという。運がよければ、湿原を舞うタンチョウが見られる。確実にタンチョウに会えるのは「釧路市丹頂鶴自然公園」(入園有料、釧路市)。タンチョウの保護増殖を目的として設立された施設で、たんちょう釧路空港から車で10分とアクセスしやすい。タンチョウの人工給餌発祥の地「阿寒国際ツルセンター[グルス]」(入館有料、釧路市阿寒町)では、映像や文献などでタンチョウについて学ぶことができる。給餌が行われるのは11〜3月。別館の「タンチョウ観察センター」で、野生のタンチョウが観察できる。給餌場といえば、鶴居村にも2カ所ある。ひとつは「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」。日本野鳥の会が運営する、タンチョウと生息環境の保全を進めるための活動拠点である。もうひとつは「鶴見台」。冬になると近くの小学校にタンチョウが集まることから、1963年に先生と児童たちが給餌を始めたという。小学校が廃校になったあと、近くの住民が意志を引き継ぎ、いまもタンチョウが集う場所となっている。 湿原といえば、「霧多布湿原センター」(浜中町)にも立ち寄りたい。タンチョウのほか、エゾライチョウやオジロワシ、季節によってはオオワシやオオハクチョウ、エトピリカなどが見られる。「厚岸水鳥観察館」(厚岸町)は、1993年にラムサール条約登録湿地に認定された厚岸湖・別寒辺(べかんべうし)湿原と、そこに棲む水鳥をはじめとする動植物の保全などを目的とした施設である。ここでも、タンチョウやオオハクチョウ、カモ類など、さまざまな野鳥が観察できる。
日本では、ひがし北海道でしか出合えない鳥がいる。シマフクロウである。環境省のレッドリストに載る絶滅危惧種だ。豊かな原始の自然が残る知床と、日本野鳥の会が保護活動に尽力している根室市などで見られる。中標津町の養老牛(ようろうし)温泉もシマフクロウが棲む貴重な場所だ。運がよければ、温泉旅館からシマフクロウの姿を拝める。温泉とバードウオッチング、一度にふたつの楽しみがある。

地元の自然をよく知るガイドと一緒に野鳥を観察するという手もある。知床ネイチャーオフィス(斜里町)や知床ネイチャークルーズ(羅臼町)、オホーツク自然堂(網走市)、根室ネイチャーセンター(根室市)などが提供しているバードウオッチングツアーに参加してみるのもいいだろう。