Explorer The Wonderland. Eastern HokkaidoExplorer The Wonderland. Eastern Hokkaido

『 プライムロード ひがし北・海・道』推進協議会 オフィシャルWEBサイト

MENU

アイヌ文化

アイヌ文化にふれる

ひがし北海道を旅するとき、訪れたい場所がある。阿寒湖と屈斜路湖。有名すぎるほどの観光名所だが、ここでは、アイヌの人たちの暮らしや伝統を知ることができるのだ。

北海道には難読地名が多い。その多くはアイヌ語に由来する。土地の特徴などをとらえて、アイヌの人たちが呼び習わしていた地名があり、その音に漢字をあてたのである。そういったアイヌ語のおもかげは、北海道のあちこちに残っている。 旭川市に「神居古潭」という地名があるが、これは「カムイコタン」と読む。アイヌ語で、カムイは神、コタンは集落の意味である。神様の集落。そう、この地は、アイヌの人たちにとって古来より聖地とされてきた場所なのだという。アイヌの暮らす土地としては、平取町の二風谷(にぶたに)が有名だろうか。ひがし北海道の観光名所のひとつ、屈斜路湖。この湖畔に、かつてアイヌの人たちが暮らしていた。北海道の名付け親である松浦武四郎の記録に残っているという。ここに「弟子屈町屈斜路コタンアイヌ民俗資料館」があり、アイヌの暮らしを紹介している。アイヌ語で「チセ」という伝統的な家も見学できる。チセの構造は、地域や時代によって異なるようだ。一般的な間取りは、ひとつの大きな部屋の中央に炉があり、出入口の外側に土間があるという。神聖とされた方角である東、もしくは川上に神窓がある。これは、神々が出入りする窓と考えられている。 アイヌの人たちにとって、神とは、唯一の絶対的な存在ではない。人間をとりまくすべてのもの、それは自然であり、動物や植物であり、鍋や舟といった道具であるが、そういうものすべてに魂が宿っていると考える。そして、多くの恵みをもたらし、強大な力をもつものをカムイ(神)として崇めるのだという。イオマンテ(熊おくり)などの儀礼も、そこから生まれる。舞踊もそうだ。神々や祖先への敬意や感謝を表すものであり、恵みを祈願し、悪霊を払うものである。伝統的な歌や踊りは、「アイヌ古式舞踊」として、国の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産にも選ばれている。

アイヌ古式舞踊とひとくちに言っても、地域ごとの特色がある。伝統的な暮らしのなかで継承されてきたものだから、当然といえば当然かもしれない。「阿寒湖アイヌコタン」には、アイヌ古式舞踊のための劇場がある。この地域に伝わる踊りを観ることができる。代表的なサロルンリムセ(鶴の舞)は、動物の動きを真似た模擬舞踊である。アイヌの人たちの心にふれてみよう。